庭は、私たちにとって身近な自然であり、こころや暮らしを豊かにしてくれる場なのです。
春、吐く息は白くまだ寒さが残る日々、木々は芽吹き緑が美しくなってくる。
山野草が黄色や白、ピンクの花を咲かせ、昆虫や鳥たちが活動をはじめる。
夏、ジリジリと暑く日差しが眩しいころ、木々は葉を目一杯広げ
日射を遮り、日陰をつくり、心地よい風をいざなう。
セミの声が聞こえやトンボが庭を飛び回る。
秋、リンリンと虫の音が心地よく響き、
木々たちは光り輝く赤や黄色に変化し実を付け種を落とす。
これからやってくる寒さに向け冬支度をはじめる。
冬、木々たちは葉を落とし春向にけて準備をはじめる。
高度が低くなった日射が、木々の間から心地よい温もりを届けてくれる。
窓際は心地よい日向ぼっこの場になる。
四季折々変化する庭は子ども達にとって宝の山。
遊びの場であり、学びの場であり、感じる場であり、考える場である。
子ども達は五感で感じ、成長し育っていく。
季節の移ろいは、大人である私たちにとっては、
何気ない日常に癒しと潤いを与えてくれる。
五感を通じて心地よさと愉しさを感じとる。
また、庭は住まいの佇まいを美しくしてくれて、
建物と自然を見事に調和させ心地よい景観をつくり出す。
たとえ小さくても庭があるといいですね。
庭が狭ければ、借景でもいいでしょう。
庭がある効果は、数値では表せません。
でも、その効果は想像以上であると私は思っています。
ブロック塀やフェンスでは悲しいですね。
お手入れの手間はかかりますが、それも愉しみの一つ。
雑草処理(草刈)よりはよっぽどいいのでは?
さあ、庭のある暮らしに一歩踏み出そう!!